歳を重ねる。何だか、大人的な話題のような気がしますが、全ての生き物が生まれた瞬間から死へ向かってるという事実。ヒトはそれを意識して生きる唯一(かな?)の生き物。意識しているという意味では特別かもしれないけれども、まぁ、ヒトも生き物の一つ。
子供や十代の子たちの歳を重ねることと、50代、60代以降の歳を重ねることは、やっぱり意味は違ってくる。いわゆる、「成長」と「老化」。どちらもエイジングである。
ここでは、歳上の方のエイジングとロルフィングの関係について考えてみます。(子ども達のことは別ページで。)
全ての人はエイジングするので、適切なエイジングをしていくのが大切だと思っています。それは全体的な印象が、若く見えるとか、老けて見えるとかもありますが、身体の中でもエイジングの仕方にばらつきがあったりします。適切なエイジングをしている人は身体の中でバラツキが少なく、素敵な感じがするなと、個人的に思っています。
時間の流れは、科学的には一定なのかもしれませんが、それぞれの人にとって、早く進んだり、ゆったり進んだりしています。股関節は50代なのに、肩関節は10代の形のまま、50歳を経験させてて無理してるとか?身体にとっての時間をちゃんと身体に落とし込んでいることが大切です。
え?それ、どうやってするの?
私にも、明確には答えがないです。でも、ロルファーとして過ごしてきた観点から見ると、なんとなくですが、進み過ぎちゃった身体の具合、未熟なままで放置されてしまっている部分っていうのは、「重力がセラピストである」(ロルフ博士の言葉)というロルフィングの基本の考え方から見ると、重力がセラピストとして機能しにくくなってしまっている部分ではないかと思うのです。それを、ロルフィングのプロセスを通して、適切なエイジングの方向性に向かう様にすることで、身体全体を今の年齢に合わせることができると思います。(独りよがりな言葉で申し訳ないですが。経験による感触です。)
そうすることにより、本来の流れに沿って、この先の人生を進められるといいなぁ、と。
なんだか、人生いろいろ、様々な経験を乗り越えてるうちに、知らないけど、難しい小径に入ってしまった身体ライフを、イージーな楽な道に導くのがロルフィングの役割かな、と思います。
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