子ども達にとってのロルフィングって、どんなものでしょうか。
大人と違って、痛いところもない(少ない)し、変な癖もついていないんじゃないか?〜〜〜その通り(大人と比べると)!
じゃ、ロルフィングは必要ない?!
ロルフィングの創始者のIda Rolf博士は、好んで、赤ちゃんやちびっ子とのワークをしていたそうです。どうしてでしょうか。(Ida博士がどこかに記事として残してるかは、調べ中。)
地球上にいる生き物は、常に重力の影響を受けています。それは、お母さんの子宮の中にいる胎児(胚子)も同じこと。重力以外にも、お母さんの動き、食べ物、生活環境、気持ちなど。すでにいろんな影響を受けています。
そして、誕生(出産)。10ヶ月ほど、お母さんのお腹の中で過ごして、最初の頃はゆとりがありますが、生まれてくる頃にはまあまあピチピチの大きさの子宮の中にいます。お母さんと赤ちゃんの共同作業ですが、ギリギリの大きさの産道を通って、子宮の壁をプッシュしながら、外の世界へリーチして、えいやっと出てくるわけです。相当なハードワークです。赤ちゃんの骨の数(300個以上)が、大人(206個)より多いのは、出来るだけピースを小さくしておいて、産道を通りやすくしているのです。
それまで、肺を満たしていた液体は吐き出され、今までへその緒を通して供給されていた酸素を、自前の肺に入ってくる空気に頼ることになります。温かい液体に包まれていた身体は、乾燥した外気にさらされ、ゴワゴワした衣服に包まれる。今まで、羊水を飲んだりしてお腹の中で練習してきたとはいえ、これからは口から栄養を摂るしかない。おっぱいを吸うのは初めて。まぁ、吸啜反射があるので、大抵の子は上手ですね。目から入る光、耳から入る音も、もっと直接的になります。結構、違った世界へ出て来ちゃうわけです。
ヒトは、哺乳類の中でも、比較的、未熟な状態で生まれてきます。いろいろな理由が説明されていますが、直立の姿勢になって変化した骨盤の形状と大脳の発達によって大きくなった頭蓋骨の形状との落とし所で、今くらいな状況なんだと思います。
自分で動くことも母親に掴まることもできない状態から、1年くらいかけて、寝返り、ハイハイ、立ち上がり、つかまり立ち、つかまり歩きなどを練習して、そして、歩いて、いつの間にか走り出し、ジャンプも出来る様になります。木だって登ります。誰かに教わるわけではないけど、周りの人の動きも身体の学習に影響しています。「お父さんと息子、歩き方そっくり!」なんて言われるのは、遺伝的な要素もありますが、ほとんどが見て覚える学習によるものです。
保育園や幼稚園に入ると、もっといろんな影響を受けるでしょう。学校に行き始めると、ずっと、椅子に座ってなきゃいけないような環境に入ります。思春期、部活。いろいろですね。
ね、子どもにもロルフィングは必要です!
子どもの場合、大人と大きく違うのは、これから先、成長していくというプロセスの中にいること。骨的な成長は、28歳までかかって完了すると言われています。場所によっては一生成長している部分もあります。大人ももちろん、日々変化のプロセスの中にいますが、成長のプロセスはとても大きなものなので、その始めの頃に、身体に道を示してあげるのは、とても助けになると思います。
その子がどんな活動をしているのかは、それぞれですが、自分の身体のことにちょっと気持ちを持って大きくなっていくっていうのは、素敵じゃないかな、と思います。
子どものセッションについて
a. 小さいお子さまには
1回試しにしてみる、または、3、5回などの短めのセッションをしてみるのはいかがでしょうか。
b. ちょっと大きくなってきてて受けたいなと思う場合。
3、5回のセッションでも良いですし、ベーシック10シリーズにチャレンジするのも良いと思います。
c. 何か気になる症状があるような場合。
基本的には、まずは、医療機関にて、相談してください。その上で、ご相談できれば良いかと思います。(一応、私も理学療法士なので、少し知識があります。)
セッションの受け方について
通常、大人の方の場合、ご本人のみで受けていただいていますが、お子さまの場合、知ってる顔がないとと不安な場合もありますので、保護者の方に同席していただいています(特に初回)。小学校高学年で大丈夫な場合は、2回目以降はお一人で受けられる子もいます。中学生以降であれば、2回目以降はお一人で大丈夫かと思います。
セッション料金について
基本的に、12歳未満のお子様には、子ども割引をしています。ご相談いただけますよう、お願い致します。
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